今までの経緯及び職業を選んだ理由
飲食業に携わりたいと考え始めたのはおそらく高校一年生ごろであったかなと思います。
きっかけとしては単純で、家庭科の授業の中での調理実習にて、料理できる人ってかっこいいなと思ったからです。
高校卒業後、調理の専門学校に進学し、本格的に飲食業に対しての志しを深めてまいりました。専門学校卒業後は、古町内うなぎを取り扱う割烹料理屋にて勤務いたしました。
下積みや労働環境の過酷さ、料理の技術習得の難しさ等を数年経験させていただいた中で、一層料理や食材に対しての奥深さというのを非常に強く感じる事ができました。
ですが、その料理に対してネガティブに考えてしまう事も増え、それによって、他の業種を見てみたい、体験したいといった気持ちになり
一時は飲食業から離れた事もあります。
その時は現場の仕事や営業等、本当に色々な事をさせていただきました。
それでもどこかしら、料理をしたい、飲食業に身を置きたいといった気持ちがあり、もう一度一から挑戦しようと思い立ち、現在一つの飲食店における責任者として、キッチンやホールはもちろん、店舗の実績関係についても携わっております。
今のお店を選んだ理由
店名は出してはおりませんが、それこそ従来より働いていた、割烹料理屋、日本料理屋といったお店ではございません。
その理由としては、この二形態のお店というのは、料理を作る側は、ほとんどお客様と対面するといったタイミングがございません。料理を運んでくださる方は別におり、我々が直接配膳するといった事が無いのです。
自分自身が試行錯誤したり、既存のメニューに対して自身の技術を用いる事で他で召し上がるよりもおいしく思っていただける事を目指しているからこそ、やはり実際に召し上がっているお客様の顔を見てみたいな…と。
そう思い、割烹料理屋等ではない形態の飲食店に今、身を置いております。
やりがい
前項の内容と重複する部分はございますが、やはりお客様からのおいしかったという一言、喜びの顔を見る事ができる点です。飲食業に携わっている方々はほとんどそうなんじゃないかと思います笑
自分自身の技術により生まれた一つの料理に対して、ポジティブネガティブ問わず、直接フィードバックを受ける事ができるという点に魅力を感じております。
正直なご意見を頂戴できるからこそ、真正面から受け止める事ができます。
改善できる事を見つけようと考える事ができるんです。
次来ていただいた時に今度はおいしいと思ってもらえるように、日々技術の向上を目指しながら調理しております。
今後の展望
新規の方にたくさん来ていただけるよう、料理の腕前はもちろん、スタッフの満足度や店舗内の雰囲気にも着目していきたいと考えております。
いかにこのお店に来ていただくにはどうしたら良いか、他よりも断然明るい掲示板を外に置くことで他よりも一層目立たせる、とか。
そういったお店全体に対しての感性というのをもっと強く持てるように、人としても精進して参りたいと思っております。
飲食を志す方へ
今や世界中には数えきれないほどの飲食店があります。
賛否両論がたくさん存在する業界だからこそ、生き残っていく事の難しさが非常に強くあります。
では生き残っていくためにはどうしたら良いのか。
この題材というのは僕自身についても言えることではありますが…
やはりほかの人にはない技術を持つことが非常に大事であると僕は考えております。
例えばうなぎ。
うなぎというのはさばく事が非常に難しい魚です。
ご存知の通り、とても細くとても滑りやすく、それに加え、殺さずにさばかないといけないんです。僕はこの技術を初めて働いたお店にて学びました。
うなぎをさばく事ができる人というのはとりわけ少ないと言われています。貴重な魚であるがゆえに、練習できる環境を作る事そもそもがまず難しいんです。
こういった技術のほか、例えば100名以上の料理を迅速にかつ綺麗に作る技術とか。
とりわけ大それた内容のものをピックアップさせていただいてはおりますが、これらも含め、他の人にはなかなか無い技術を身に着けるというのを、飲食を志している方、携わり始めた方には特に目指していただきたいなと思っております。
自分ならではの技術、めちゃくちゃかっこよくないですか?
僕自身としても今まで以上に精進し、たくさんの技術を習得し、たくさんの方と切磋琢磨し、立派な料理人を命を懸けて目指します!